前回は野球肘の総論のような感じでご紹介しました。
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今回からは前回も紹介した『内側型・外側型・後方型』の中から
内側型について紹介していきます。
内側型は野球肘の中で一番起こる割合が高いです。
内側型のキーワードは『牽引』で、ほとんどの内側型の症状は
投球時に肘の内側の組織が牽引されることで受傷します。
内側型と言われる症状は
・屈筋群の肉離れ
・内側側副靱帯損傷
・尺骨神経障害
・内側上顆炎
・骨端線離開(小児の骨折)
このように一括りで内側型とまとめても、ケガの種類は細かく分けることができます。
この中でも、尺骨神経障害は神経が阻害されてしまうので、指の運動や感覚の異常が見られます。
どこの痛みがどの症状かは判別が難しいので、お困りの際は専門家に診てもらうことが一番でしょう。
では、痛みが出てしまった場合、予防にはどのようなことをすれば良いでしょうか？
まずは、フォームの見直しは必要です。
特に注意が必要なのは、胸郭の伸展（胸の反り）です。
胸郭の伸展がうまく引き出せている場合は、胸から手までがしなるように投げることができます。
しかし、胸郭の伸展が引き出せていないと肩関節や肩甲骨の動きが制限されるだけでなく、肘が下がったフォームになってしまいます。（肘下がり）
肘が下がるとしなりがなくなり、てこの原理で肘が支点となってしまうため非常に負荷がかかりケガに繋がります。
写真では大げさにやっておりますが、実際はちょっとした差だったりもします。
最近は動画などで投球を撮影してあったりするかと思いますので、見返してみると肘痛の原因が見つかるかもしれません。
では、ここまで散々言ってきた胸郭の伸展ですが、どのようにしたら使えるようになるでしょうか？
それは、エクササイズです。
今回は『チンインエクササイズ』をご紹介します。
胸郭の伸展を導くエクササイズの入門編です。
是非、マスターしてください！
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スポーツ外傷を常に肌に感じながら施術しておりますのでスポーツの世界での最先端の治療が受けられると思います！
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